骨のすき間
皆さん、骨は一つの塊として捉えている方が多いので、骨のすき間の意味をお話します。
身体は多くの骨で形作られていますが、骨と骨の間「関節」には必ずすき間があります。
皆さんがよく間違えやすいのが頭蓋骨
この頭蓋骨も幾つかの骨が関節をなして成り立っています。
これが頭蓋骨
これがバラバラにした頭蓋骨
この様に頭蓋骨は一つの塊ではありません。
又私達オステオパシーを行う術者はこの頭蓋骨の動きを大切にしています。
頭蓋骨は脳脊髄液の生成と排出に伴って広がったり、狭まったりします。
例えば左の偏頭痛がある場合、必ず左の側頭骨という骨が右に比べて広がりが悪くなっています。
骨のすき間も全くなく関節に遊びがない様な状態になっているのです。
これでは関節間から出る神経や血管等が圧迫され流れが悪くなり身体に不調を招きます。
そのために私達オステオパシーを行う術者は手技により関節を動かし遊びをつけてあげる事により背骨等から出てる神経、血液の流れを良くする事が出来るのです。
又頭蓋骨に関しても関節に遊びをつけてあげると頭が軽くなり脳脊髄液の広がりがスムーズになるので症状が改善されるのです。
先程の例の様に左側頭骨の動きが悪いまま薬で症状を消しても又同じ問題が起こるでしょう。
関節のすき間を作るには、ヨガや簡単な体操だけでも毎日やれば良いのですが私が一番オススメするのは以前から言っている「散歩」です!
毎日散歩を40分程行うだけで詰まった背骨の関節間に遊びが出来てその刺激は頭蓋骨まで届くので全身運動になります。
人間老化は脚元からですので是非脚元が弱らない様「散歩」をして下さいね。
内田指圧治療院 オステオパシー施術所
院長 内田 好治
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