自分を愛する事
自分自身を愛する事、これはとても重要です
自分自身を愛せなければ、他人を愛する事はできません
時々、患者さんから次のような質問を受ける時があります
『職場でどうしても許せない人がいる』『一緒に仕事をしたくない』
『意見が合わない』等
この様な質問をされる方に共通している事は
何とかしようとしている事です
物事を解決し、自分の思うようにしようと無意識で思考が働いています
では、どうすればいいの?
答えはとてもシンプルで
他人の事にフォーカスし、あれやこれやと思考をめぐらす前に、自分自身を深く愛し癒すことです
自分を愛する事が他人にどの様に影響を与えるのでしょうか?
私はこれまでオステオパシーを通して人生を学んできました
私にとってオステオパシーは方法ではなく人生哲学です
前回のブログにも書きましたが、私は患者の病気にフォーカスするのではなく
健康にフォーカスします
健康とは静寂であるというお話を前回しましたが、更に掘り下げていくと
健康とは光り輝く存在であると考えます
5年生の授業の時にスティーブというアメリカのD.Oの小児の授業の時
愛を受け取るというラボがありました
その時の感覚はとても衝撃的な物でした
患者は光り輝く存在となり、何とも言えない心地良さがあり、そこには境界線もなく全てが一つとなり繋がった感覚となりました
この時私は患者の不調を取り除こうとか、何とか楽にしてあげたい等の思考は一切持たず、ただ、愛を受け取る事だけにフォーカスしました
患者役も同じで治して欲しいとか、楽になりたい等の感情は一切ない状態でした
つまり、互いに他人に何かを期待し他人にフォーカスする事ではなく
自分の内側で愛を受け取るという事だけにフォーカスした事でこの様な現象が起きたのだと思います
無理に、相手を許す、愛すると決めつける事ではなく
先ずは、自分自身を愛し、自分の光り輝く存在にフォーカスして
自分を輝かせ表現する事が、他人にも良い影響を与えるのだと思います
何度も言いますが私が伝統的なオステオパシーを行う目的は
患者を病気ではなく、健康へと意識が向かうようにお手伝いさせていただくことです
病気治しは『意識の変容』です
それこそが病気治しの一番の近道であると確信しているからです。
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