瞑想の効果
今日は瞑想の効果についてお話ししたいと思います
瞑想と一言で言っても様々な捉え方があると思います
ヨガの哲学の始まりは瞑想です、様々なポーズを行う事がヨガではありません
瞑想にスムーズに入れる為に、経絡の循環を促し、瞑想に入る為の準備としてポーズがあるのです。
では瞑想の目的とは何か?
私は瞑想とは今この瞬間の自分自身を見つめる作業だと思います。
皆さんは、1日の中でどれくらい自分自身の内側を感じる時間があるでしょうか?
恐らくほとんどないと思います。
何故なら、人は、まだわからぬ未来に対して不安や恐怖を感じ、また過去を悔やむ生き物だと私は思います
オステオパシーの哲学に出会うまでの自分もそうでした。
日々生活している時間の半分以上の時間を不安や恐怖のネガティブ思考で過ごされている方が多いと思います
オステオパスの大家である、ロバートフルフォードD.Oは次のように言っています。
『プラス思考の結果、健康になると考えポジティブな考えが健康に働く』
また、エネルギーの流れも(経絡)思考によって形成されると考えたわけです
このことから、不安や恐怖のネガティブ思考の時間が長いほどエネルギーの流れが悪くなり健康に良い影響を及ぼさない事がわかります
では、その不安や恐怖を生み出さないようにするのに効果的な物はなにか?
それが、瞑想なのです
瞑想に対しては最近様々な研究がなされていてとても良い報告がなされています
私が知る知識としては、以前オステオパシーの発生学の授業の際に
ベルギーのオステオパスが瞑想に関しての面白い研究結果を教えてくれました
1日20分の瞑想を8週間行うと脳の前頭前野の皮質や海馬が厚くなったという報告があるそうです
それ以外にも血圧の低下、免疫力アップの効果もあるそうです
このことから、瞑想はストレスや不安、恐怖を取り除いてくれるものである事が証明されます
しかし、瞑想がうまくできない、雑念ばかりで集中できないという方達の為に
少しだけコツをお伝えしたいと思います
姿勢はあまり気にしなくいても良いです
楽な姿勢で座り、呼吸だけ意識してみてください
自分の身体を風船のイメージで、
吸った息が鼻⇒肺⇒お腹にはいり
吐く息がお腹⇒肺⇒鼻を通り抜けていく
このイメージだけです
もっと簡単に言うと、吸った息で風船を膨らまし
吐く息で風船をしぼめる
頭の先からつま先まで吸った息で満たすイメージで行ってみてください。
このイメージに集中する時間を20分続けることで良い結果が現れると思います
15分、10分でもよいので続けて行う事が良い結果を生み出します
今世の中はコロナウイルスに怯え多くの方々が不安な日々で過ごされていると思います
しかし、今我々人間が行わなければならない事は、瞑想によって、自分の内側を見つめる時間を増やすことで、不安や怒りを減らし、内的な平和を生み出すことが我々1人1人に求められている事だと私は思います。
それが自然を良い方向へとシフトしていくことと私は考えます
どうか、皆さまこの様な時代だからこそ内的な平和の心、静寂の心で過ごされることを願います。
又、この度の九州地方を襲った豪雨災害により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
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