オステオパシーという医学
オステオパシーに関しては今までのブログでも散々ご説明させて頂きましたが最近になってから
先生!オステオパシーって気ですか?
先生の手から何か出てるんですか?
などと言ったご意見をいただきます…
気という概念に関しましては私は気のスペシャリストでは無いので説明は控えさせて頂きますが
私の浅はかな気という知識の範囲内で考えると
オステオパシーにもエネルギーテクニックという物があるので完全には否定はしませんが
オステオパシーは技術です!
オステオパシーには様々なテクニックがありますが全て哲学に則って行われます。
腰が痛くてと言う患者さんに腰に対するテクニックを施せばオステオパシーかというと
それはオステオパシーでは無いです
何故?
オステオパシーではその腰痛と言う症状に対して治療するのでは無く
腰痛になった原因に対して治療をします
どうやって?
生きてる人の肉体には様々な動きがあります。
骨も内臓も動いてるんです
その動きに対して何かしらのストレスが入る事で身体全体の動きにズレが生じて様々な障害を引き起こします
その障害が積み重なって行くと初めて症状として現れる訳です。
そこでオステオパシー的な検査を行い動きの悪さを引き起こした原因を見つけ治療を行います。
頭痛と言う症状一つとっても原因は様々です
なのに皆さんの治療法の常識は頭痛薬で対処します
慢性腰痛の治療法の常識はマッサージ 温める 湿布 痛み止め ビタミン剤…
原因は?
殆どの方が年だからね〜、太ったからね〜、運動不足でね〜、昔からだから
何故その腰痛が引き起こされたのかを知ろうとしない
その為、何年も病院に通い続け湿布を大量に貰ってくる
それは、治療とは言わないと思います
治療で一番大切な事は原因を知りその原因に対して治療を行う
又その原因は我々治療者が方程式や経験で作るものでは無く
患者さんの身体からの情報を頼りにデータを集める事で確信的な治療が行えます
症状を聞いただけで、あー!それは何々ですよ、
というのは経験で判断していますが
私はそれは行いません
皆、病気の歴史は違うからです
それを知る為に患者さんの身体に触れさせて頂き患者さんの身体の声に耳を傾けるのです
そうしなければ、たとえ症状が一時的に楽になってもすぐに元に戻るでしょう
何故なら患者さんの身体の声を無視して自分勝手に治療を行ったからです。
オステオパシーとは患者さんの身体を尊重し全て患者さんの身体からの情報を頼りに治療を行います
我々治療者の意図などの介入は一切無く気を送ることもありません
逆に患者さんからの情報を受け取るべく待ちの姿勢で行います。
長々と書いて来ましたがどうぞご理解を頂き長年様々な症状でお悩みの方々のお役に立てる事を切に願います。
最後まで読んで頂き感謝致します。
(ハワイの上空から)
オステオパシー内田治療院
内田 好治
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